こんにちは。小平市 小川駅 ロータリーにある『おかべ歯科クリニック』歯科衛生士の大熊です。
いつもブログを見に来て下さりありがとうございます。
私事で大変恐縮ですが・・・先日、次男が7歳の誕生日を迎えました。
不妊治療、妊娠中のマイナートラブル、難産・・・当時の思い出がつい昨日の事の様に蘇ります。
そんな逆境をもろともせず(笑)大きな病気や怪我もなく、すくすくとここまで元気に育ってくれた事に、ただただ感謝しきり。
愉快な日々をありがとう!!!
さて・・・個人差はありますが息子と同じ『小学1年生』の時期特有の、歯にまつわる大切な話を今回お届けしようと思います。
6歳の時期に生え始める奥歯・永久歯(大人の歯)があります。
『6歳臼歯』
前から数えて6番目の大きな奥歯です。
この歯は咬み合わせや歯並び、力のバランス、食事をする上で非常に重要で、おじいちゃん・おばあちゃんになっても大切に使いたい歯でもあります。
しかしながら生え始めの1~2年が、虫歯になりやすい時期でもあるのです。
一生使いたい大切な歯なのに・・・どうして??
6歳臼歯はある日突然にょきっと生えるのではなく、少しずつ歯ぐきを押し分け顔を出します。
上から見るとこんな感じ・・・
この生え途中段階の歯は他の歯に比べ背が低く、歯ぐきが少し被っている為、非常に磨きづらいです。
乳歯の抜け替わりではなく、何もない一番後ろの歯ぐきから生える為、乳歯と勘違いしてしまわれる親御さんも少なくありません。
加えて、生え始めの永久歯は成分が未成熟で虫歯の罹患に、より一層拍車をかけます。
『成分が未成熟!?』
・・・あまりピンとこない表現ですよね。
これは例え話になりますが、流したてのアスファルトやコンクリートは遠目で見てもそれが硬いかどうか分かりません。
歯も同様に少しずつ唾液のカルシウムを取り込み、時間の経過と共に硬くなっていきます。
そこで虫歯リスクの高い、生えたて(完全に顔を出してから)の6さい臼歯に当院では、
『シーラント』をおすすめしております。
シーラントとは・・・予防的に奥歯の溝にプラスチックでふたをする処置です。
削って詰める訳ではないので痛みは伴いません。
お子さんが将来自分の歯で食事が出来、笑顔溢れる豊かな人生を歩む為にも・・・日頃の歯磨きと共に『6歳臼歯にシーラントを!!!』
・・・先手を打ってみませんか?
フッ素やシーラントは万能ではありません。
きれいに管理されてこそ生きてくるものだと思っております。
当院では歯磨き指導に力を入れております。
性格、歯並び、癖、生活背景・・・十人十色。
一人として同じ子はいません。
その子に合った指導に重点をおいております。
不明な点、ご意見などありましたら遠慮なくお申し出下さい。
個性豊かな歯科衛生士、スタッフ一同・・・皆様のご来院心よりお待ちしております。