こんにちは!小平市小川駅前、(医)啓妙会 おかべ歯科クリック・院長の岡部保幸です!
季節の変わり目、体調など崩しておられませんしょうか?
非常に厳しい寒さであった今冬、私自身、生粋の寒がりでありますので、
例年以上に桜が咲きほころぶ、この時期は暖かさが身に沁みます
さて、取り急ぎお知らせがございます
詳細は後ほどホームページ及び院内でのお知らせ等で行いますが、
4月の29日から約2週間、院内リニューアル工事を執り行う事になりました。
目的は設備等の老朽化の改善、
患者様の次回お約束をなるべく遅らせないようにするために診療台の増設、
患者様への診療の質を向上させるための設備等の改善、
などを考えております。
開院以来、2週間もの長期休院は前例がございませんが、
何卒、上記目的等々ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
表題内容ですが、
「歯ぎしり」についてです。
もし、私たちから患者様に「歯ぎしりされてますか?」とお聞きしても
「ちょっとわかりません」となります。
当然です、いわゆる就寝中の歯ぎしりは、無意識下のなかでおこるので自覚はありません。
しかしながら、ご家族から、ギリギリ、ゴリゴリ夜中に凄い音をたてている、
と、言われたことがある方は多くいらっしゃいます。
起きている間にも歯ぎしりは起きます。
歯ぎしりにはタイプが3つあるとされ、
①「グラインディング」・・・ギリギリとすり合わせるような音があります。
みなさんが歯ぎしりと言われるのはほとんどこれです。就寝中が多いです。
②「クレンチング」・・・いわゆる食いしばるという行為です。
③「タッピング」・・・上下の歯がカチカチカチぶつかり合う状態です。
では原因は?
①ストレス
原因第一位であるストレス、精神的な疲労からも起こるとされ、
体にたまったストレスの発散が出来ていないことで出現します。
こうみると、ストレスが多い現代社会においてはいわば現代病なのかもしれません。
②かみ合わせ(歯並び)
不正な歯並びによる影響で引き起こされます。
また、治療でやむを得ず歯を削ったり、抜歯を行ったりした場合に出現することもあります。
なおさら、治療中でありながら放置してしまう事は
虫歯や歯周病の悪化に留まらず歯ぎしりにも影響するという事ですね。
そして、歯ぎしりによる歯への影響は?
歯の噛み合わさる部分がすり減って、最悪、歯の表面の存在するエナメル質はなくなってしまいます。
中には、かぶせもの、詰め物の脱落や破損、歯の破折なども酷い場合引き起こされます。
また顎の関節にも悪影響です。突然、顎関節とよばれるこめかみ周辺部の痛みや、
お口が開きづらくなる症状です。
さらには、特定の歯に強いかみ合わせの力がかかることにより、
歯茎が下がったり、歯を支える顎の骨が下がってしまい、歯の根っこの部分が露出してしまいます。
やがて、歯周病の悪化、知覚過敏の出現に繋がってしまいます。
毎日のように行われる歯ぎしりです。
このような歯へのダメージがあるわけですので、症状がある場合は定説な対処が必要となります。
治療は?
①かみ合わせを整える治療・・・目的は左右バランスよく噛める事にあります。矯正治療などもこれにあたります。
②マウスピースを使っていただく治療・・・就寝時おこる歯ぎしりを間接的にガードし悪影響を抑えます。
当院においても約半分の患者様の方に、
歯ぎしりである方、またはそれが疑われる方がいらっしゃいます。
また、お子さん(乳歯がある時期くらいまで)の歯ぎしりは、
生理的な部分であることがほとんどですので、特に治療はせず経過をみていく事が多いです。
もし、ご心配なようでしたら、おかべ歯科クリニックまでご一報ください!
院長・ヤス


